長男くんの自閉度を見てわかった私の社会不適合について

ぼっち 放課後デイサービス利用

子どもは親のかがみか

自分を振り返って

長男君が自閉症スペクトラムの診断を受けたのは2歳の時でした。それから20年近くにもなるのですが、先日会社を満期退職いたしました。長かったー。(;’∀’)

よく自閉症などは遺伝的要素があるなどと言われます。私も長男君が診断を受けたときは、「誰に似たんだろー?」とか思っていましたが、今振り返ってみると私自身もかなり似た部分があったかもしれません。

小学校の成績が悪かった これ、なんかいい加減に書いているようにも思えますが、小学校の成績って、なんかみんなでやることとか、帰りのお掃除とか、そういった部分が担任の評価にも影響している気がします。私の成績表には担任から、『ほかの子が「何々君はかってにひとりでやっちゃうんだよね。」といっています。』と記載してありました。なんか今の時代であれば問題になりそうな成績表のコメント記入ではありますが、当時の学校の先生は偉かったので、一方的に児童を評価していたわけです。本来、教師はみんなが作業に取り組めるように、気配りをすべきですが、当時の教員にはそういった考えはなかったようです。できないと「努力がたりない」とかたずけられただけでしたから。

同僚やお友達と個人的に旅行に行かない これも、職場旅行や大学のゼミ旅行など決められたものはそれなりの協調性をもって参加できましたが、個別の同僚スキー旅行などは「こいつは誘ってもこないだろう」などと思われていたのか、行くことはなかったです。もっとも個人的には身軽で気楽な一人旅が大好きです。
協調性ってなくても、発達すると理性で合わせなくちゃいけないことがわかってくるので、大丈夫です。何とかなりました。

お友達がほとんどいない、今でいう「ぼっち」 これも今で言うと何となくかっこいいかもしれませんが相談できる友達がいないのはつらいものです。

ひょっとして私って社会不適合だったのかなと思います。

でも完走出来ました。その手段は?

結果としてこうして満期退職を迎えてみますと、何とかなりました。

小さい頃は完全にぼっちでしたが、社会不適合でも協調性はなんとかなります。成長に伴って知性理性が不適合部分を抑え込んでいきます。本当かなとも思いますが、私の個人的パターンでは何とかなりました。でも人付き合いの悪さとか、一緒にやっていくうえで排除されやすい部分はあります。

なにか強みを見つけること

社会不適合であっても、「この部分はこの人がいてくれてよかった」という能力が大事だと思います。私の年齢では、まだワープロも導入されないくらいの時に、新入職員を迎えました。その中でパソコンに興味を持ち、職場の情報化の波に乗れ、少なくとも現在の新入職員に合わせられる程度のスキルを常に維持したことがよかったと思います。何か仕事に生かせる「これ」があれば社会不適合など乗り越えられるものだと思います。

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