6歳の壁 放課後デイサービスにたどり着くまで

放課後デイ IQ85からの大学入学

放課後デイその1

個別支援級への進級

特別支援学級(個別支援級)は現在ほとんどの小学校に設置されています。一つあるいは複数の学年が一つの教室で、必ずしも学習指導要領によらない事業を行います。
ただし教科書は共通で、1日を通して個別支援級で過ごす児童とそれぞれが重複して所属する交流級(一般のクラスで通常の授業が行われている)で何時間か過ごす児童がいます。
個別支援級の中では基本的に複数の担任が分担して受け持ちます。

個別支援級はいきなり「行きたいです」と言っても通学できるものではなく、市町村にある相談センターで事前に判定を受けなくてはいけません。
私の長男君の場合には、まず4歳の時に療育センターで案内のための講習を受け、入学の前年に申し込みを行いました。希望が対応を上回る時期があるため、私の場合には3か月以上待ちました。
指定された日に長男君と相談センターに行くと、IQの確認、行動の確認が行われ、面談ののち判定がされます。判定はその場でだいたい教えてくれます。

個別支援級を希望した場合には、療育手帳などの交付を受けていれば、許可されないことはまずないのですが、反対にどう見ても個別支援級での支援が望ましい児童でも、保護者の承諾がないと支援できないのが現状のようです。家庭の事情って大変ですね。
長男君の場合には、私も奥様も学校に通えることが大事と思っていましたから個別支援級の判定が出てとてもありがたかったです。

校長先生との面談

入学式が始まる前に、個別支援級の児童は校長先生との面談があります。
校長室で校長先生と主幹教諭の先生とで本人の状態や保護者の希望を確認いただきました。
長男君は勝手に一人で行ってしまう傾向があって、一度警察にお世話になったことがあります。
もうその心配はないと思いますが、念のためお話ししました。校長先生は「隣の市で見つかった児童もいるのでいろいろあります。」とお話ししてくださいました。

学童は門前払い

私たちは共働きなので、子供を迎えに行くのはどうしても夜6時過ぎてしまいます。保育園の時は「延長保育」はできたのですが、小学校では3時とか終了の時間は決まっています。同じ環境の児童は「学童保育」などを利用する場合が多いようです。

私としも近くの学童保育に相談に行き、申し込みをしましたが、「今年は1名すでに個別支援級の児童を受け入れているのでこれ以上は対応できない。」と拒否られてしまいました。通って駄目なのではなく、通う前からもう門前払いされてしまいました。ちょっと遠くにあった学童にも申し込みましたが通うことができませんでした。

小学校に併設された「放課後スクール」の利用もできましたが、午後4時半くらいまでは限度です。6時までの1時間半がどうしてもめどがつきません。一人退職して対応していかなくてはいけないのかも、6歳の壁は個別支援級に通う長男君の親には厚い壁になってきました。

放課後デイサービスとの出会い

そんな時放課後の居場所づくりを行っている社会福祉法人の方から「近くに放課後デイサービス事業所ができるので相談してみてはどうか」といわれ、放課後デイサービスの存在を知りました。

次回は放課後デーの申し込みについて記載させていただきます。

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