とてもはかないお墓の話。お妾さんのお墓のほんの一例

おはか 日常について

農家の敷地の中の先祖代々のお墓について(個人墓地は横浜市内にもあります)

もう30年も前のことです。仕事で泉区の方を回ってまして、ある農家にお邪魔した時、お墓を見せていただきました。「お墓」って私たちは墓地の中にあって、お盆やお節句にお墓参りするものと思っていましたが、由緒あるお家は敷地の中にお墓があります。

法務局にある公図を見るとちょうどこのように敷地の中に小さくくり抜かれた土地が表示されています。個人墓地といい、ここの登記を見ると「地目」が「墳墓地」になっています。
これ、固定資産税がかからないのです。

お墓を見させていただくと「明治〇〇年何月何日」と建立した日付が刻まれており、このお墓がいつ出来たかが推測されます。例えば何らかの理由で農地との境界の確認が必要になった場合、お墓は動かないので、その礎を見れば工事を行なったかも推測できるので根拠になります。

お墓の中には墓石が3体並んでおり、先祖代々のお墓だそうでした。あれっ、そのわきに3周りぐらい小さな墓石が横を向いておかれています。
「こちらのお墓はどうして横を向いているのですか?」と聞いてみると地主さんは
「あーこれね。先代の妾(めかけ)の墓なんだよねー。」とおっしゃいました。
一夫一婦制の明治時代でも金持ちはお妾さんがいたんですね。でも同じお墓には入れないはかないお墓だったとは、なんか寂しく感じました。

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