学力をつけるためにやったこと
個別支援級では必ずしも文部科学省が定めた学習指導要領によらず、児童本人に合わせた進め方をしてもよいことになっています。ただ、その場合、気がかりさんの将来の道筋を考えた場合、例えば中学から一般級に進む場合、やはり学力に遅れが出て、登校意欲がわかなくなったり、中学から一貫校を受験していくような場合には何らかの方法で学力をつけていかなくてはなりません。
必ずしも当てはまらないかもしれませんが、小学校低学年で療育手帳が取れたとしても、将来的に取得が保証されたものではなく、外れてしまうと中学での個別支援級から高等特別支援学校への道筋が取れず、障害者雇用の道も狭くなります。
ちなみになぜ高等特別支援学校がいいかというと、一般の特別支援学校とは内容が異なり、就労に向けた訓練を受けることができ、企業からの障害者雇用の案内もそれなりにあり、就職率も100%近いからです。もちろん学校教育法における一般の「高等学校」卒業とはならないため、大学を受験するには問題となるかもしれません。(聞いた話なので、内容は完全化かはわかりません)
通信教育は通常通り。「難問ドリル」は手ごたえありました
いつもやっているベネッセも、夏休み特集号のようになって厚めになってきます。
基本的には全体を30日ぐらいで割って、1日づつやっていきました。
放課後デイは夏休み中は、日中活動に出かけますので、夕方からベネッセをやって、任天堂3DSを一緒にやったりしました。
Z会から「難問ドリル」というものが出ています。主要科目ありましたので、国語と算数はそれを使って朝、放課後デイに出かける前に学習しました。
なかなか、難問ドリルは難易度が高かったですが、1回分やったら、採点して確認してを繰り返し、夏休み中に1冊ずつ終わりました。
中学以降は何を目指すか
長男君の場合には予想通り、小学校中学年で、ありがたいことにIQ的に基準を超えてしまい、療育手帳の該当ではなくなりました。
いま例えばB2の気がかりさんでも次該当になるかわかりません。(特別児童扶養手当は別の基準のようで、手帳非該当でも該当になる場合があるらしいです。)
中学からいきなり「社会の縮図」のような一般級に行って、勉強についていけなくなり、登校意欲がわかなくなってしまわないよう、小学校中学年からの準備が必要だと思います。
最も、中学から一般級に行っても、特別支援教育相談センターのようなところで、判定を受ければ「通級支援教室」にはいくことができますが、月1回授業を抜け出していくようになり、周囲との関係で心配でした。そういった部分も私立一貫校に進んだ理由の一つです。