個別支援級に在籍中の5年6年の中学に向けた学習について

江ノ電 放課後デイサービス利用

これといってやりません

我が家の長男君も5年生になったころ、何か受験に向けて特別なことを始めたということはありませんでした。

療育手帳から外れる

手帳交付に必要なIQについては、1年12月を年齢で掛けて、例えば10歳ならば120月なのに対し、何月分の知能があるかで判定するもののようです。子供の発達は月単位なので、早生まれと遅生まれで身長も差が出ることがありますので、大人とは違い月単位のようです。

療育手帳が外れたといっても、「じゃー一般の子供と同じ」となるわけではなく、知能と自閉症は別物なので、自閉症スペクトラムは治りません。
これって治るわけではないのですが、突発性とか、声を張り上げてしまうこととか、情緒上の問題って、「理性が衝動を抑え込める」ものではないと思っていませんか。そのために訓練を行うわけですし、長男君の場合にも、自宅では声が1オクターブ高くなってしまうことがあるのですけど、外では完全に抑え込めるようになった気がしていました。
でも、障害の状態像ってそれぞれ違いうものなので、皆さんが当てはまるわけではないです。

自閉君にもタイプはある

同じようなお子様がいらっしゃる場合ご存じなことも多いかと思いますが、一口に自閉症って言っても知能の状態言葉の発達等によって4つの分類に分けられます。
長男君の場合は、知的には問題がない、どちらかというと注意が欠落するADHDタイプになります。よく表にすると、右上に書かれるやつです。

精神障害者手帳の申請

思っていたより簡単でした。お医者さんが書類を書いて、役所の窓口に写真と一緒に提出するだけで、自立支援医療のほうも継続できました。療育手帳の時と違い、児童相談所へ行くこともなくなりました。

家での学習は従来通り

小学校高学年からは、通所支援は利用せず、直接放課後デイに通いました。放課後デイにお迎えに行き、自宅に帰るのが6時半ごろ。それから毎日のベネッセ「赤ペン」さんをやりました。終わったら回答を見て私が採点します。小学校高学年になると漢字の量も多くなるので、送り仮名など小さな間違いに気を付けました。ほかはとりあえずこれといったことはやりませんでした。毎日はベネッセの進研ゼミ赤ペンさんでも十分な分量です。

必ず毎日1回ずつ、月末には添削問題に取り掛かり、封筒で進研ゼミに送付しました。

中学校進学の場合には事前に調べたほうがいい

中学校って偏差値も大事ですが、学校により入試科目も2教科型だったり、4教科だったりいろいろです。さらに内申書の有無が重要です。何しろ個別支援級は5段階ありませんから。
「こんなことができるようになりました」と書いてもらっても、それでは中学に提出しても何のことやら。実際どうなんでしょう。
1校だけ内申書が必要な学校ですが、共学校だったので長男君に青春を送ってもらううえでいいかなと思って願書を提出したところがあります。内申書に5段階評定はありませんでしたが、大丈夫でした。でも学校側でも内申書をみてどのような子供が受験するかわからないと心配でしょうから、「こういうことは通常通りでき、一般級での授業もでき、スポーツの大会でも学校代表で地域大会に出場しました。」的な安心材料を文書で打って添えました。
その効果は確認できなかったのですが、長男君は、こっちがいいと内申書のいらなかった男子校を受験しました。幸い1回目の3教科試験ですんなり合格しました。

小学校の高学年は遅れていた分知能の発達が大きかったので、これといった学習をしなくても自然と学力は伸びていきました。毎日のそういった環境を作れたのがよかったと思います。

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