地域によって違います(横浜市の例です)
私の薄れかけた記憶をもとに書いていますので、間違いがあるかもしれません。関係機関に必ず問い合わせてください。
気がかりさんの両親としては、保育園を無事過ごし、これからが小学校という場合もあります。
どうしても遅れが目立ち、一般級が困難であると思ったら、4歳児クラスの時から準備が必要です。
まず、保育園について
保育園って知っていますか。加配という制度があるんです。療育手帳(愛の手帳だったり呼び方はまちまちです)の対象児童がクラスに2人以上いると1人保育士が加配されます。加配分はアルバイト対応となるのでしょうが、そこは園長先生の腕の見せ所です。
加配分1名分が実際に対象者2名の支援につくわけではなく、実際はなんか全体で混ざっちゃいます。結局保育士さんの年次休暇取得の支援に使われていたような気がしますが、園長先生は人が増えるので、熱心にアプローチしてくるわけです。
この辺は公立保育園か私立かによっても違ってくるようですが、加配のアプローチは熱心でしたが、効果測定はされていなかったようですので、もし加配が付いたばあいには、園長先生との面談で、どのように加配が児童さんの発達に効果があったかを確認したほうがいいと思います。
ただ、共働きで延長保育までお願いしている身としては、なかなか言い出せないとも感じました。
そう、保育園では夜7時までは園長で保育してくれるんです。でも小学校にはそういう制度はありません。
小学校の児童さんを対象としている地域の学童保育などを使うこともできるのでしょうが、私の長男君の小学校に近い学童では「すでに1名該当者がいるのでこれ以上は受け入れません」と言われてしまし、どちらかが離職するしかないのかと悩みました。結局当時今ほどたくさんなかった放課後デイサービスの管理者さんに相談したら受け入れていただけることになりました。本当に助かりました。(よく学童の充実などの署名が回ってきますが、お断りされた過去があったので、協力はしていません。)
療育センターで教えていただく子こと
横浜市の場合には、4歳児の秋だったと思います(5歳児の春かもしれません)が療育センターで地域の希望者が参加する説明会があります。「特別支援教育相談センター」への申し込みの仕方、やその後の流れが説明されますので、必ず出席したほうがいいです。
特別支援教育相談センターへの申し込み
横浜市の場合には1か所しかありません。保土ヶ谷区仏向町の東部学校事務所に同居してあります。ここに電話するのですが、私の時は三か月待ちでした。区役所から就学通知が来るのを待っていては間に合いません。またこのセンターは和田町から坂を登りまくります。とっても遠く感じます。時間には余裕を持ったほうがいいです。確か車の場合には事前に申請して駐車証が書類に同封してあったと思います。
特別支援教育センターでの相談内容
お約束の時間に特別支援教育相談センターに向かいました。
ご対応いただく相談員は校長先生のOBのようで比較的ベテランの先生でした。
私たち保護者との面談と、本人の行動観察等を経て、2時間ほどかかったでしょうか。正式な結果連絡は後日になりますが、その場で「個別支援学級が適している」とのお話をいただきました。
結果通知と小学校校長面談
結果がどのような形で来たかが記憶にありませんが、学区の小学校の主幹教諭の先生からご連絡をいただきました。
余談です。先生には一般の教諭から主幹教諭、副校長、校長とあり、小学校には教頭はいません。確か副校長以上は教務にかかわらなければ教員免許は不要です。ほかに学校には調理員や学校事務員、学校用務員がいます。また、養護教諭や栄養教諭がいましてそれぞれ免許が必要です。事務員は特に免許はないのですが、「事務の先生」という風に読んでいました。また、私たちサラリーマンが同僚を「わが社の方」というような呼び方をするのに対し、同じ教員同志は「同業の」という呼び方をよくするようで、自治体単位というより同一職業間での結びつきが強いようです。教科ごとの研究会があるようですので。教育公務員弘済会という市町村を超えた福利厚生団体もあるようです。
小学校の校長と面談し、どのような配慮が必要か、将来的にどのように考えているか等を相談させていただきました。この時主幹教諭の先生は長男君のお相手をしていてくださいました。
その他
保育園までと違って、いわゆる6歳の壁があります。共働きの世帯では放課後の過ごし方が重要です。おばあちゃんやおじいちゃんにお願いするご家庭もあるのでしょうが、我が家では距離がかなり離れているうえ、高齢です。そのため、
①はまっこ放課後スクール②学童保育等を考えました。
①はまっこは放課後は遊び場づくりが目的なので、私たちが帰る夜7時までは当然対応できません。②学童は門前払いでしたので、社会福祉法人の児童向け施設の担当者さんがご紹介してくださったNPO法人の放課後デイにたどり着きました。
親として、1日に2か所、3か所と回っていくのはとても心配でしたが、幸い学校から放課後デイまでは通所支援サービスを使うことができました。ただし、個別支援級の児童さんは班別登校は5年生までできなかったので、「子育てサポート」のお世話になり、休暇の取れる日は私たちのどちらかが付き添いました。
私たちについてはいくつかのトラブルはありましたが、何とか6年間乗り切ることができ、本人も楽しい小学校生活が遅れました。
今後気づいたことで忘れたこともあるので、追記していきます。

