SANGEANのATS909と聞き比べてみました
昔のBCLのお話
初めて買った本格的なラジオはSONYのスカイセンサー5900というBCLラジオでした。当時、BCLブームでラジオオーストラリアとかビックベン(イギリス)とかが日本語で海外放送を行っており、毎日学校から帰ってきては楽しみに聞いていました。当時は10KHzが直接わかる待ち受け受信は憧れでした。中学生の私がお年玉をためてやっと購入できました。今となっては1KHz直読は当然ですが、中国などの一部の国を除き日本語放送はなくなってしまいました。
高校3年生になった時、初めてやったアルバイトはイトーヨーカドー綱島店のファーストフードコーナーでした。ふと先日行ったとき、閉店したことに気づきました。もう45年くらいたったのですね。「ポッポ」というコーナーでクレープからアイス、麺類まで幅広くやっていました。ソース焼きそばが150円だったと思います。アルバイト時給は400円代前半でした。その時給で何を買ったのかよく覚えていませんが、大学生活の飲食費に消えたのではないでしょうか。受験が終わったころには世の中のBCLブームは去っていき、単なるオタク趣味の一つに考えられていたようです。

イトーヨーカドー綱島店の解体には2年ぐらいかかるようです。

ヨーカドーの前にある駐車場、ここは今でもありました。知っていました?ここ昔は「浜京」という温泉旅館でした。戦後綱島温泉が綱島駅西側にも広がり、「浜京」は平成20年ごろまで、横浜市の教員福利施設のため運営されていました。平日でしたが、ヨーカドーが閉店しても車はそれなりに入っていました。ただし、今後は新綱島のほうに人が集まるようになるのでしょうか。綱島街道は狭いですからね。

新綱島駅周辺にはまだ東急ストア以外の大きな商店はないようです。
XHDATA D-808について
最近は短波ラジオは国内メーカーではAIWA(中身は中国製)などがわずかに出していますが、ほとんどは中国か台湾メーカーです。2年前でしたか、SANGEAN(台湾)のATS-909X2Jを購入したのですが、思ったより多機能で、なかなか使いこなせなくて、また持ち歩きにはでかすぎたので、D-808を購入しました。Amazonのブラックフライデーセールで9000円以下で購入できました。

きちんと梱包されています。電池はリチウムイオン電池の18650です。いくらでも手に入るので交換には困りません。200グラム程度と軽めです。
聞き比べに短波を聞いてと思いたいのですが、ノイズがひどくてなかなか聞けません。夕方になるといくつかの大陸方面からの放送は入りました。私が高校生の頃は旧ソ連の「ウッドペッカーノイズ」がひどくて、夕方短波帯は聞きづらかったのですが、今はエアコンのノイズやパソコンなどからのノイズがひどく、マンションの中ではFM放送しか使い物になりません。
ベランダから羽田空港のATIS128.8MHzを聞いてみました。
SANGEANのATS-909X2Jでは10メモリ中の3くらいですか。割とよく聞こえます。東京コントロールの通信も基地局、航空機ともメリット5(100%聞き取れる)で入館します。

D-808ではアンテナが短いのに同じ程度に受信できます。

25dbと表示されるのですが、よくわかりません。メモリで表示できないのでしょうか。
総じてATS-909X2Jで聞けるものはほとんど同じように受信できました。当然スピーカーは小さいので音質は909X2Jのほうがはるかにいいのですが、気軽に持ち歩けるサイズで値段も四分の一ほどなので、セールであればお買い得かなと思いました。

