交流級では黒板をデジカメで撮りました
小学校高学年になると、個別支援級に在籍しながら、一般級で授業を受ける「交流級」での授業も多くなります。個別支援級の担任や交流級での面談の際の担任からも「板書を必ずするように」との指導がありました。
板書の意味
実は、長男君の親である私のころは、現在は少なくなっているかもしれませんが、本当のチョークで黒板けしも、休憩中に日直が「パンパン」叩いて粉を落とすものでしたが、教師が黒板に書きまくっていました。
現在はマーカーが使われるのでしょうが、児童が白板に書かれた内容を事業中にノートに写し、自宅での復習に使う。また教師はそのノートを回収、確認し児童の理解度を確認するものです。
ある意味「先生が児童の理解度を個別に確認しながらやっていくのは大変なので、ノートを確認しながらいっぺんにやったほうが楽。」という考えかもしれません。違っていたらごめんなさい。
個人面談でのお話
当然長男君は視力も低く、集中力もないので、授業中板書はできません。個人面談では
「板書は一番大事。中学に行っても一番重視されるし、試験のほかはそれに従って成績の資料とされる。」
と言われました。
ただ、授業中にできないと困難で、画一化した時間割の中では難しいのかなと思いましたが、
「交流級の担任にデジカメで撮らせてもらうように話しますから、お家からデジカメを持ってきて白板を写して、放課後デイで見ながらノートに写したらどうですか」
とおっしゃられ、その通りにしました。
家にあった1時代前のデジカメを持たせましたが、途中でいたずらされたり、なくしたりするんじゃないかなとも思いましたが、幸いそのようなことはありませんでした。
学校から、通所支援の車に乗って、放課後デイに着いたら、放課後デイでデジカメをプリントアウトしていただいてノートに写す、そのような毎日を繰り返しました。(自宅ではベネッセの教材をやっていたので、時間的に難しかった。)
結果意味あったのかわからない
もし中高一貫校に進学せず、公立中学校の一般級で授業を受けていたら、きっと毎日の板書が重要で、それができないと、成績が付かず、高校も困難な場合があったでしょう。
進学した一貫校では、もちろん白板に記入して授業を行いました。でも、板書は必ずしも必要ありませんでした。
入学時校長代理の先生が「文字が見えれば大丈夫」とおっしゃってくださいました。
もし、お子様が気がかりさんで、板書等が難しい場合には、状況が許せば、本人の特性に合った私立の中学校をお勧めします。事前に聞いてみてもいいでしょう。