共生型についての考察
介護優先の原則がある
障害福祉サービスと高齢障害サービスは似通っている部分もあります。例えば障害福祉の生活介護と高齢福祉の(地域密着型)通所介護などは対象は違いますが、サービスの提供内容は似かよっています。グループホームなども障害福祉のものと高齢のものがあります。
「高齢介護の優先」という原則があり、同様のサービスを使う場合、介護が優先され、曜日ごとにどちらかに通うということは通常ありません。
ただ、就労継続支援などのように高齢にはないサービスの場合は、両方認められる場合もあります。
高齢の通所介護は曜日が限られており、生活介護はほぼ毎日
母の給付実績を見て思ったのですが、通所介護は毎日ではなく、要介護度により週2回とか決まった曜日に行くことが多いです。対して生活介護サービスは、区分認定される前提があり、ほぼ毎日の日常生活の支援が要請されます。
共生型生活介護事業所という制度もある
障害のある方が、介護保険の適用になっても同じ事業所を利用できるように世代を通して支援できる「共生型」というサービスもありますが、「障害情報サービス神奈川」で検索してもそれほど多くありません。高齢介護側でも毎日の対応が困難とかあるのでしょうか。
なお、共生型では一般的に高齢介護の人員基準や施設基準が適用されるので、障害福祉の利用者の希望と必ずしも一致するとは限らない部分もありそうです。
ちなみに、報酬は単純比較では障害福祉のほうが高そうですが、私も高齢介護はよくわからない部分が多いです。
将来的には世代を通して同じ事業所に通所できるように、障害のある方と高齢の方が共生できる事業所が増えるといいなと思います。