子どもの将来のための年金
制度を知ったきっかけ
長男君が中学に入る前、6年生ぐらいだったかと思いますが、療育センターの医師から、多動の解消のため「コンサータ」の服用を提案されました。
ADHDを持っているかたに、コンサータは集中力を増す薬として使われる可能性がありますが、服用当初は食欲減退が起きたり、夜の入眠が乱されたりされやすく、毎日の記録を取ってくださいと言われました。同じ作用をする薬に「ストラテラ」というものがあるようですので、本人の状態像などにより変わるかもしれません。
中学生になって、これまでの地域療育センターから青年期を対象とした療育医療を受ける医療機関に転院となり、精神の手帳が更新となりました。薬の服用中ということもあってか、級が3級から2級に上がり、身体障害者手帳の1級から3級に該当するため、障害者扶養共済の対象であることがわかりました。
障害者扶養共済とは
障害者扶養共済とは、親が掛け金を20年以上、65歳以降になった時まで支払い、支払い中やその後に親が亡くなった場合に、子供に所得補償がされるものです。2口までは入れて1口の受給額は2万円です。
ただし加入時点で適用される掛け金が5歳刻みで、54歳までが1万8800円に対し、55歳以降は2万700円と約2千円高くなります。
申込時期により負担額がかなり変わります。2千円20年ですと48万も変わることになります。
仮に障害区分が該当でなくなっても、加入時に該当であれば、継続できます。
子供が40の時から受給し40年受け取ると960万円です。45歳で20年支払うと415万円ぐらいですので、加入できれば将来のための補助にはなります。なお、金額は令和6年度のものです。
申し込みました
居住の役所の障害者担当で書類を確認し、申し込みを済ませました。ただし、区分の境目で2か月すると誕生日が来るので、上の掛け金区分になってしまいます。
結果
なんと、書類不備で戻ってきました。それも1か月後。書類提出時に直接見てもらったはずなのに、「この部分が不備です」と付箋がついて却ってきました。これで再提出しても、翌月の処理になってしまうため、掛け金が上がるそうです。記入時に遡って有効とはならないようです。一部納得がいきませんが、あきらめました。
役所は平気で1か月くらい放っておくことがあります。「順番に処理しています」が口癖のように出てきます。余裕をもって手続きをしたほうがいいです。