中学への進路選択その1
個別支援級の家庭訪問はかならず行う
個別支援級では各学年各クラスごとに担任が付くのではなく、個別支援級全体で担任が付いて指導・支援する形になりますので、当然担任も複数になります。長男君の通っていた学校では、毎日の授業も学年関係なく行っていました。もちろん行動に支障がある児童さんや、興奮すると収まらなくなる児童さんにはケースごとに対応してくれました。
小学校から特別支援学校に通う児童もいますが、療育手帳B2の児童は、中学で一般級を目指すので、個別支援級を希望します。一般級でも通うことはできるのですが、「まず通学できるように」を原則で考えましたので、長男君は個別支援級となりました。
個別支援級に通ううえで、まず校長先生との面談、毎年の家庭訪問は必ず行うと思います。
近年は家庭訪問の担任の先生への負担は大きく、強制ではないかもしれませんが、個別支援級では学校生活の支援の前提として、日常生活ではどのような支援が行われているのか、先生方はその部分も確認したほうが良いと思いますし、そのようになっているかと思います。
担任がたくさんなので、家庭訪問も沢山です。多い時では5人の先生がいらっしゃいました。
5年の家庭訪問では将来の話も出る
5年生以降の家庭訪問では、担任の中で5年6年を担当する先生が1人でいらっしゃいました。
日常生活の話に加え、中学での進路について、話がありました。その時長男君はすでに療育手帳がIQの基準を超えていたので、更新できず、精神の手帳に変わっていました。(このことは後日、「療育手帳の更新について」できさします。)もし療育手帳が更新できていれば、中学で個別支援級に通って、高校に進学せず、「高等特別支援学校」(高等特支)に通学が可能だったかもしれません。高等特支の就職率は高く、卒業時には「障害枠での雇用」も可能です。(企業には3%とかの法定雇用率が必要で、目標の達成ができなかった場合には、負担金が発生します。)
療育手帳の更新ができなかったので、長男君の選択肢は「一般級」のみとなりました。
そのような話があり、家庭訪問は終了しました。
中学は社会の縮図
放課後デイの先生がおっしゃっていましたが、中学は社会の縮図だと思います。これまで個別級である意味「守られて」過ごしていたのが、いろいろな個性の生徒とかかわりを持って自分を育てていかなくてはならないので、選択を誤ると登校できなくなってしまいます。
中学への進路選択その2でなぜ中高一貫校を希望したのか、見学はどうしたのかについて記載します。